一経営者の四方山話

個人的に関心を持っているイシューについて考えたことを書いています。経営、経済、文化、学問など多岐に渡ります。

100分de名著、いいね

 NHK教育テレビというかEテレで「100分de名著」という番組があって、それを欠かさず見ている。古今東西の名著を1冊とりあげて、ゲストと対談・解説を25分間×4回の100分で行う、というコンセプト。先月はデュマの「モンテ・クリスト伯」。今まで見た中で「夜と霧」に次いで面白かった。3月は、その夜と霧の再放送中。

 4回目の最終回では作家の安部譲二が登場し、獄中でモンテ・クリスト伯を読んだ時の感想とかが興味深い。司会の伊集院光のコメント「果報は寝て待て、ではなく果報は練って待て、と師匠から言われた」というのも考えさせられた。

 1840年代に新聞連載小説として発表されると同時に圧倒的な人気を博し、デュマは流行作家として不動の地位を確立した作品。こんなに古い作品なのに、今も多くの人に読み継がれている。日本では「巌窟王」という題名で映画とかも出ていたりする。

 モンテクリスト伯を私は読んだことがなかったが、読みたい気持ちになり、Kindle化されていないがGalapagos化していたので、そっちで購入。全部で5冊なので、かなり読み応えある。だいたい忙しい時に限って、こういう長い本を読みたくなる癖は困ったもんだ。

http://www.nhk.or.jp/meicho/