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一経営者の四方山話

個人的に関心を持っているイシューについて考えたことを書いています。経営、経済、文化、学問など多岐に渡ります。

大人の方が子供よりも記憶力は優れている(はず!)

私は子供よりも大人の方が記憶能力は本来は優れている、という考えを持っている。

理由1.潜在意識と顕在意識
幼少の頃に外国暮らしを始めると、大人よりも子供の方がローカル言語の上達において早い場合があるのは事実だ。しかし、これは言語能力が子供が高いからではなく、子供は苦手意識もなく、現地の保育園に預かってもらうなどフルタイムで現地語を学習せざるをえない状態に追い込まれるからである。その場合、幼児が使っているのは潜在意識であって、顕在意識はほとんど使われていない。大人みたいに単語帳を使って(顕在意識を使って)記憶したりはしない。
しかし大人は潜在意識も顕在意識もフルに使って学習できる。したがって、理論的には大人の方が言語能力の上達スピードも記憶スピードも子供よりも早くなりうるはずだ。
残念ながら大人は仕事があるので、フルタイムで外国語を学習する状態にはならないし、現地では通訳がいたりするし、日本人同僚もいたりする。だから上達が遅くなるだけの話なのではないだろうか。

理由2:記憶に結び付けられる付随情報の豊富さ
dictionaryを「字、ひく書なり→辞書」と覚えたり、ロシア革命1917年を覚えるのに1517年のルターの宗教改革の400年後か、などと覚えるといった、記憶にとどめるためのヒントになりうるものは当然人生を長く生きてきた大人の方が豊富に持っている。
また興味・関心を持っている領域も子供よりも大人の方が通常広いだろうから、当然記憶に残りやすい領域が広いと考えられる。好きな女の子の誕生日とかは小耳に一度はさんだだけで、メモを取らなくても記憶できた経験はないだろうか? 興味・関心があるというのは記憶力を高める強力なツールだ。
したがって、大人の方が本来は記憶力が子供よりもよいはず。

でも感受性は子供の方があるのかもしれないから、その点では記憶に強く焼きつくような体験度合という意味では子供の方が有利な点もあるかも。

本来は大人の方が記憶力に優れているはずなのに、そうでない場合が多いというのは要するに記憶しようという意図や努力・訓練が足りないだけなのではないだろうか? 無気力・無関心な大人は当然子供よりも記憶力がないだろう。
うちの娘たちよりも私の方が新しい英単語を単位時間で覚える能力は高いのだが、これはすでに覚えている単語の連想で記憶できるという面が幸いしている。また、過去の家族での出来事に関する記憶は小学生の娘たちの方が詳細を記憶している場合が多い。これはきっと感受性の違いか。私にとっては大したことのないことでも彼女らにとっては大したことなのだろう。