現実的なリスク管理
何らかの不確実性やリスクはビジネスを進めていくうえで避けられないが、最近よく考えるのは、ネガティブな事象が発生する確率を想定するのは困難な場合が多く、発生確率で考えてもしかたがないということ。担当する人、事業内容、時、競合や顧客の環境、などの組み合わせはその時1回しかないわけで、person specificであり、Time specificなんだよね。
だから発生確率ではなく、その事象が不幸にも発生してしまったら、元の状態に復旧する時間(Time to restore)で管理したほうがよいということ。つまり元の状態に復旧するための時間が長すぎるのなら、それを短くするための準備/投資を行っておく、というリスク管理のほうが現実的な場合が多いということ。