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一経営者の四方山話

個人的に関心を持っているイシューについて考えたことを書いています。経営、経済、文化、学問など多岐に渡ります。

芸術作品が創られた時の作業環境を想起すること

『色の力』(ジャン=ガブリエル・コース著、CCCメディアハウス、2016−06−05)という本を読んでいたら、以下の記述があった。
 
--- quote, p.29 ----
かつては、高名な画家であろうと貧乏絵描きであろうと、ろうそくの明かりだけで絵を描いていた。つまり画家たちは、「強いオレンジ」の光の下で、色彩を創りだしていたのだ。それなのに、美術館の学芸員たちは、画家たちが創作活動にうちこんでいた時に「見ていた」光のもとで彼らの絵を展示しようとせずに、現代の習慣にしたがって、「白色光」の照明を用いている! だから美術館の絵はとても「青く」見えるのだ。初期のピカソは、ろうそくの光で絵を描いていたらしい。そうだとすれば、彼の「青の時代」(ピカソが20代初期に暗青色を基調として描いていた時期)とは、作品を展示するときの照明が間違っているだけではないのか、との疑問を抱いてもよさそうだ…..。
--- unquote ---
 
ろうそくの明かりの下で描かれた絵画をろうそくの明かりの下で展示した絵画展とか企画したら、良さそうだな~。
ろうそくの明かりを頼りに彫刻作品とかも造られていたのなら、作成現場では何本かのろうそくを立てていただろうとは思うものの、相当陰影が強く出る環境だと思われる。360度に数十本のろうそくを立てて作業していたら話は別だが。
芸術作品を鑑賞する時は、作者の作業環境とかも想起して鑑賞したいものですね。