一経営者の四方山話

個人的に関心を持っているイシューについて考えたことを書いています。経営、経済、文化、学問など多岐に渡ります。

渋柿と人間性

渋柿が干すだけで甘くなるのは、渋味の元であるカキタンニンが、干すことによって水溶性から不溶性に変化するため、渋味が無くなるからだといわれる。
干し柿の甘みは砂糖の1.5倍あると言われるほど甘いもの。そもそも干される前から糖分を渋柿は持っているのだが、強い渋味の陰で感じられないだけなのだ。
人間も歳をとって、「若い頃はとっても怖い人だったのに、年取ったら随分と優しい人になった」なんて言われることがあるけど、本当は最初から優しさをすごく持った人だったんだけど、例えば他者への厳しさとかが歳をとって薄れてきたために、他人からみると「優しい人になった」と見えるだけなのかもしれない。