一経営者の四方山話

個人的に関心を持っているイシューについて考えたことを書いています。経営、経済、文化、学問など多岐に渡ります。

理不尽に見える学校のルールが意図していること

中学生2年生の長女から「なんで学校に化粧して行っちゃ駄目なの?」という質問を受けたので、理由を考えてみた。
化粧したからといって法律違反であるわけではなく、特定の誰かを傷つけるわけでもないだろう。したがって答えとしては「学校が禁じているから」としか言えない。
髪の毛を染めて学校に来てはいけない、とか、スカートは膝上何cmより上まで短くしてはならない、とかいった、一見、意味のないルールを学校が守らせるのにも、それなりに意味があるのだろうと考えている。
「学校が決めたルールを破る生徒は非行に走りがちである」という相関関係があると、長年の生徒の観察から学校側は判断し、その相関関係は因果関係でもある、と考えているのだろう。つまり「学校が決めたルールを守らない」ことが原因となって、「非行に走る」子が増えるという結果をもたらす、と。
私もこれらに相関関係はありそうだと考えているが、強い因果関係はないと考えている。「学校の決めたルールを破る」という事象と「非行に走る」事象は共通の原因である「子供の身なり・ふるまい、学校のルールに無関心なほど、自分の子供の教育に無関心な親」というのが存在しているだけなんじゃないのか?

一方学校側の本音レベルでは「だって、制服や髪型とかが乱れた生徒が多いと親に対する学校の印象が悪くなって翌年の志願者数が減りますから」ということかもしれない。

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