一経営者の四方山話

個人的に関心を持っているイシューについて考えたことを書いています。経営、経済、文化、学問など多岐に渡ります。

誤嚥事件

晩御飯を食べながら笑った時に誤嚥(ごえん)して、約90秒ほど呼吸ができなくなり、死にそうになった。家族によれば顔色がパープル(←次女の言い方)になり、土色になって、電話で救急車を呼びかけたところで、呼吸できるようになり、なんとか生き残った。
いや〜、本当に死ぬかと思った。
ゲホゲホ咳き込んで息を吐くことができるけど、吸い込むことができない。したがって肺に空気が入らないので、酸欠状態になり、目の前の景色(私の場合、台所のシンク界隈だったが)に星がいっぱいキラキラしている状態にまでなり(この時点で呼吸できなくなって60秒ほど)、その時私が頭の中で考えたことは:
「いや、待てよ。この状況をちゃんと論理的に考えてみよう。苦しいものだから自然に全身に力が入ってしまっているから呼吸できないのかもしれない。もっと力を抜いて気道を広げるようにしてゆっくり呼吸をすれば息を吸えるかもしれない」
と考え直し、無理やりゲホゲホせず、酸欠で死にそうでも落ち着いてゆっくり息を吸ってみた。最初はできない。(この時点で呼吸できなくなって80秒経過)しかしもっと力を抜いてしゃがみこんで気が遠くなりつつあったが、ゆっくり息を吸ったら、少し吸えた。空気が肺に入ってくる。そのおかげで意識が少しはっきりしてきて、もう一度息を吸ってみるともっと多くの空気が肺に入ってくる。その空気を勢いよく吐き出したら、誤嚥していたものが出てきたようで、急に呼吸が楽になって、目の前の星は消えてなくなっていき、意識も明瞭になった。

今晩の誤嚥事件の教訓としては:
1. 高齢者だけが誤嚥で死ぬわけではない。
2. 早食いとかせず、ゆっくりよく噛んで飲み込むこと。
3. 食物を飲み込む時のタイミングで笑ったりしないこと。
4. 誤嚥して息ができなくなったら、焦らず体の力を抜いてゆっくり深呼吸するように試みる。
5. 誤嚥すると周りの人々は最初大したことがないと思っているが、呼吸ができない人の顔色を見て初めて深刻さが分かって、慌てて対策を講じ始める。

6. 普段から誤嚥をした人にどんなことをやらないといけないかを学習する必要性がある。