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一経営者の四方山話

個人的に関心を持っているイシューについて考えたことを書いています。経営、経済、文化、学問など多岐に渡ります。

「無節操に」自分の仮説を捨てる

何か新しいことをやろうとすると、未知の要素が多いので、仮説をいくつか持って始まるわけだが、実際に始めてみると、自分の立てた仮説の正しさを証明しようという意識が強くなりがちだ。でも、仮説思考の価値を生かすために本当に大切なのは「仮説を証明する」という態度ではなく、「もっと良い仮説があるのではないか」、「この仮説は間違っているのではないか」という謙虚な態度。
仮説が素晴らしいのは、仮説はただ単に考え/概念にしかすぎないから、いつでも捨てられ、新しく、ベターな仮説を取り入れることができるということ。だから当初仮説を裏切る事実に遭遇した場合には、自分の持っている仮説を勇気(?)を持って捨てることだ。
当初仮説を捨てられないのは、
1. その仮説を考案するために自分が考え抜いた時間(←sunk costだ)がもったいないような気がする、
2. その仮説に基づいてつくりあげたビジネスモデル(収益メカニズム、等)の変更を余儀なくされるので面倒くさい、

というあたりか。
間違っているものをいつまでも保持し続けるのではなく、少しでもベターなものに乗り換える「無節操さ」が必要だ。