一経営者の四方山話

個人的に関心を持っているイシューについて考えたことを書いています。経営、経済、文化、学問など多岐に渡ります。

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

相手をどこまで信用できるか

若手の営業担当者と話していると、「今月末までに絶対この案件クローズできます!」と確信を持って話してきても、あんまり信用できないことが多い。実際に月末になってみると、相手方の担当者がその上司を説得できなかったりするからだ。相手をどこまで信用…

上司を鍛える

部下が上司に厳しい質問をするなどして、上司は部下によって鍛えられる。社長が弛んでいるのも、他の経営陣、つまり取締役や部長たちが社長を厳しく問い詰めたりすることが少ないからではないだろうか。(厳密には取締役は社長の部下ではなく、いわば共同経…

話題の映画 The Interview を無料ダウンロード可能にすべし

私がソニーの社長だったら、今回騒動になっている「The Interview」という話題の映画を無料でダウンロード視聴可能なようにばらまきつつ、映画館でも上映する、という解決策を取る。この利点は、 1. 北朝鮮クラッカー軍団が攻撃できない世界中の無数のホステ…

過大評価と過小評価

行動経済学の祖、ダニエル・カーネマンの提唱した理論の中に「人は低い確率を過大評価し、高い確率を過小評価する」という考え方がある。 「低い確率を過大評価」の例として、宝くじが当たる可能性は極めて低いのに当たると思って買う、とか飛行機事故が発生…

勉強と問題意識

昔に読んだことのある本を、もう一度ぱらぱらページをめくると「あれ?こんなことが書いてあったっけ?」と思うと、「せっかく読んだのにもう忘れている」とか思ってちょっと焦る気持ちになったりしたことがある。それどころか、書店で本を購入してきて、読…